akirasiraです。2年ほど前にアメリカに流通視察に行きました。
その時に、Microsoftで働いていた方からお話を聞く機会があり、とても感銘を受けたのでここでシェアしたいと思います。
渡航したのは2018年9月9日から16日の6泊8日です。
前半にシアトル、後半はロサンゼルスに行ってきました。

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シアトルってこんな場所
シアトルってどんなところ?
ぼくはイチロー選手が所属していたシアトル・マリナーズの本拠地があったり、シアトルズベストコーヒーがあるというくらいしか知りませんでした。
MicrosoftやamazonなどのIT系企業の本社や、Starbucks Coffeeの一号店があったりと日本でもなじみのある企業があるところなのです。
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アメリカと日本の5つの違い
ここからは元Microsoftの講師の方から話しをお伺いし、感じたことをまとめてみました。
これはお国柄というか教育によって作られた国民性なのではないかと感じました。
話しを聞いていて、アメリカって楽しそうだな~って思っちゃいました。
1.お金とはなにか?
アメリカでは子育てで一番最初に教えることがお金のことだそうです。
そもそもお金=金(gold)であり、地球上の金の埋蔵量は変わらないのである。
絶対量が変わらないものを取り合っていても仕方がないというのがアメリカの考えだそうです。
また、お金は巡回させないと経済サイズは変わらず、追いかけているだけでは減退していくのです。
日本が保有しているはずのお金の半分しか見つからないそうです。
たまにゴミ捨て場から現金が見つかるといったニュースを見たことがあるかと思います。
日本はタンス預金をしてお金を貯めこんでいるんですね。
ちなみにアメリカの貯蓄率は低く、投資に回しているそうです。
お金に対する考え方が全然違うんですね。
2.カンパニーの意味
人が集まっているところを”カンパニー”というそうですが、日本では”会社”という意味で使われています。
com=共に panis=パンを食べるというラテン語がcompanyの語源だそうです。
つまり、一緒にご飯を食べることがどれだけ楽しいことかを教えることがビジネスの基本という考えだそうです。
ちなみに、会社員の幸福度はアメリカでは高く、日本は世界最低水準だそうです。
日本における会社の意味とアメリカの会社の意味が違うんですね。
3.お客様はだれ?
日本のコンビニなどで、ごみ箱の近くに「家庭ごみの持ち込み禁止」という注意書きが書かれていることを目にしたことがあると思います。
ではコンビニでご飯を買い、一度部屋に持ち帰った物はどうなるか?
おそらく家庭ごみと判断されてしまうであろう。
レジでお金をもらうときだけお客様で、コンビニを出た瞬間お客様でなくなるのであろうか?
アメリカではみんないつかはお客様となり、自分に返ってくると考えているそう。
アメリカ人が日本に来てびっくりすることの一つなのだとか。
4.おもてなし
日本のおもてなしは外国人に対しておこなっている。
その一つに免税という制度がある。
アメリカやフランス、カナダでも免税を入れてみたが、『なぜ、海外からきた人から消費税を取らずに国民から取るのだ!』と大反発を受け、一年もたたずに辞めたそうです。
外国人の免税に時間を取られ、サービスを受けることができない日本人。そのことに文句を言わないのである。
5.集団行動の個人主義VS個人行動の集団主義
炊き出しに並んでいる光景を頭に浮かべてほしい。
よく日本人は災害時などでの炊き出しにきちんと並んでいると賞賛されていると思ってはいないだろうか。
例えば後ろに老人や子どもが並んでいるとする。
もし、あなたがその人たちを先に譲るとどうなるだろうか。
後ろに並んでいる人に『ちゃんと順番を守れ!』と文句を言われるのではないだろうか。
アメリカではどうか?
弱者に順番を譲るということが当たり前だそうだ。
集団の総意となっているので文句を言われないのだ。
つまり、日本は集団行動をするが個人主義であり、アメリカは個人行動するが集団主義なのである。
さいごに
日本とアメリカ、思っていたよりも違いがあったと感じました。
どっちがいい?と決めることは難しいですが、どちらにもいいところがあり、悪いところがあるとは思います。
日本の生産性は低いということは周知のとおりだが、長い時間働き、生産性も上がらず、幸福度も低い。
幸福度については日本人として向き合う必要があるのではないだろうか。