どうも@akirasiraです。
4月から楽天モバイルアンリミットを使っています。
楽天モバイルは楽天ユーザーにとっては利用料金も安く、ポイントも貯まるという特典があり、毎月の固定費を抑えることができておすすめです。
また楽天リンクを使うことで、国内の通話が無料になります。
しかしまだまだ課題があります。その1つが「サービスエリアの拡大」です。
楽天は2021年夏には、人口カバー率96%を達成する見込みでしたが、世界的な半導体不足により2021年度中と計画を後ろ倒しにしております。
楽天モバイルと東京大学、低軌道衛星を利用したIoT超カバレージに関する共同研究開発を開始
楽天モバイルと東大が「低軌道衛星を利用したIoT超カバレージの研究開発」に関する共同研究開発を開始しました。
衛星通信によりエリアカバレージを国土面積100%まで拡張し、既存のNB-IoTおよびIoT端末を用いて長距離の通信を実現するIoT超カバレージを目指すというもの。
一般的には地上や建物などにアンテナを設置し、ネットワークを整備するのですが、衛生通信を使い、一気にカバーエリアを拡大するというものです。
ソフトバンクも力を入れていますね。
ソフトバンクの“非地上”作戦 衛星通信がLTE並に、月500円以下のIoT向けも
実験の概要は以下の通りです。
1-a)LTE衛星通信ネットワークの構築(楽天モバイル)
1-b)LTE衛星通信の安定化・最適化、NB-IoTソフトウェアの開発・衛星適用(楽天モバイル、東京大学)
1-c)IoT超カバレージのユースケース検討、IoT超カバレージの実証実験(楽天モバイル、東京大学)
出典:楽天モバイル
楽天モバイルの電波は良くない
正直、楽天モバイルの電波は3大キャリアと比較すると良くありません。
特に建物の中や、オフィス街、地下などでは圏外になることも少なくありません。
理由の一つに”プラチナバンドを持っていない”ということが挙げられます。
プラチナバンドと楽天が持っている電波の周波数帯では透過量に10倍もの差があるのです。
2020年12月に総務省に楽天モバイルが提出した資料です。(詳しくはコチラ)
プラチナバンドだと建物をすり抜けて電波が届くようですが、楽天の電波の周波数帯では障害物に遮断されてしまいます。
現在プラチナバンドは3大キャリアに握られています。
楽天回線のエリアがいくら広がろうと、電波の周波数帯に弱点があるのでつながらない場所ができてしまうのです。
このことに対し楽天が総務省にプラチナバンド帯の再割当てを要望しています。
そして今回、『周波数オークション』についてドコモ井伊社長が前向き発言をしております。
3大キャリアは今までの設備投資等を理由に再割り当てに対し否定的でした。
周波数オークション、ドコモ社長が前向き発言 従来姿勢を転換 ー 朝日デジタル
ちなみにKDDIの高橋社長はオークション方式の是非については明確な見解を示さず、高品質なネットワークが維持できるように設備投資を後押しする制度をつくるように求めました。
楽天モバイルは電波オークションに反対!?
楽天としては”プラチナバンド”を喉から手が出るほどほしいはずです。
しかし、Twitterで楽天の三木谷社長は電波オークションに反対の姿勢を示しました。
電波オークションは、docomoなど過剰に利益をあげている企業の寡占化を復活するだけで、最終的にはせっかく下がってきている携帯価格競争を阻害する『愚策』だ。ドコモなどにとっては当然資金力に物を言わせて新規参入、競合排除するには漁夫の利だろうね。弊社として大反対。https://t.co/gRZrwnsRvt
— 三木谷浩史 H. Mikitani (@hmikitani) November 17, 2021
楽天モバイルとしてはせっかく設備投資を行い、サービスエリアを広げているところです。
ここで、巨大な資金力で3大キャリアが価格で競い合うオークション制度で寡占化を進めるということでしょう。
楽天モバイルとしては、プラチナバンドの再配分を要求していました。
たしかに楽天エリアは日々拡大しており、人口カバー率は94%を突破しました。
楽天モバイルは2つのエリアがある
楽天モバイルには2つのエリアがあります。
①楽天回線エリア
②パートナー回線エリア
この2つのエリアが自動で切り替わることで、日本中どこでも繋がります。
しかし、通信データ容量の無制限等は楽天回線エリアだけなので注意が必要です。
ご自身の住んでいる地区がどうなっているかはチェックしましょう。
楽天回線エリア
楽天回線エリアは今まさに楽天が基地局を作り広げているエリアのことです。
この楽天回線エリア内でのみデータ容量無制限です。
パートナー回線エリア
楽天回線エリア以外はこのパートナー回線エリアに入ります。
これはauの基地局の電波を利用しているエリアのことです。
パートナー回線エリアは順次終了され、楽天回線エリアに切り替わっていきます。
楽天回線がまだ利用できない地域は、このパートナー回線に切り替わることによって日本全国をカバーしているのですね。
しかし、このエリアでのデータ容量には5GBという制限があります。
容量制限が近くなるとメールが来ます。
ぼくは住まいも、仕事場も千葉市内なのですが、普通に使っていてもデータ残量のお知らせがきてびっくりしました。
ちなみに千葉市は完全に”楽天回線エリア”です。
今いるのはどのエリアかはアプリから
ちなみに今いる場所がどっちのエリアでつながっているかはアプリから確認することができます。
楽天回線エリアでもパートナー回線につながる
楽天回線エリアに入っていると全て楽天回線につながるということではありません。
千葉市はほぼ楽天回線エリアですが、今月は合計で約6GB使っており、そのうちの4.7GBがパートナー回線につながっていました。
つまり約8割の時間、パートナー回線になっているということですね。
これは電波状況によって、楽天回線エリア内でもパートナー回線を利用した通信に切り替わるそうです。
楽天回線エリアであっても、地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所、電波の状況等によってパートナー回線を利用する通信となる場合があります。
まとめ
楽天モバイルは基地局を増やして”楽天回線エリア”を着々と広げています。
しかし、”プラチナバンド”を持っていないので、建物内や地下では非常に電波が弱くなるという弱点があります。
今回の実験で少しでも電波の状況が良くなるのであればいいのですが。
実験期間は2025年3月末(予定)です。
価格の面では大満足なので、少しでも電波状況が良くなればいいのですが。。。
期待しています。