どうも@akirasiraです。
MMD研究所の調査において、楽天アンリミットがMNOの総合満足度調査で第1位となりました。
昨年の夏の調査でも1位でしたね。
料金部門とサービス部門で1位
総合満足度とは料金、サービス、通信品質、顧客サポートの4つの部門の評価をもとにしたランキングです。
- 「料金部門」…月額料金の安さ、料金プランの分かりやすさ、オプションプランのお得さ
- 「サービス部門」…提供端末の豊富さ、料金プランの豊富さ、オプションプランの豊富さ
- 「通信品質部門」…データ通信速度、データ通信の繋がりやすさ、通信時のセキュリティの信頼性
- 「顧客サポート部門」…サービスに関する情報の豊富さ、契約・解約の手続きのしやすさ、カスタマーサポート対応の良さ
楽天モバイルは料金部門とサービス部門で1位、通信品質は一番最下位の9位で顧客サポートは6位という結果でした。
昨年の夏は顧客サポート部門が4位、それ以外は今回の結果と全く同じでした。
楽天モバイルからすると少し評価が悪くなったといえます。
とはいえ、楽天モバイルの戦略通り、料金の部分で他キャリアに大きく差をつけることにより、顧客満足度が高い結果となっています。
利用者は「月額料金の安さ」を最も重視している
今回のアンケートでは「月額料金の安さ」が最重視されていることがわかりました。
そりゃ安いに越したことないですよね。
繋がりやすさが7.3%というところは、繋がって当たり前という感覚が強いのではないでしょうか?
通信品質部門がなぜ評価が悪いか?
楽天モバイルの弱点である通信品質ですが、なぜ評価が悪いのでしょうか。
楽天モバイルの通信エリアの人工カバー率は96%を突破しており、一見問題ないように見えます。
しかし、カバー率が高くても通信状態に不安があるのです。
詳しく説明します。
楽天モバイルは2つのエリアがある
まず理解しておきたいことは、楽天モバイルには2つのエリアがありということ。
①楽天回線エリア
②パートナー回線エリア
この2つのエリアが自動で切り替わることで、日本中どこでも繋がります。
しかし、通信データ容量の無制限等は楽天回線エリアだけなので注意が必要です。
楽天回線エリア
楽天回線エリアは今まさに楽天が基地局を作り広げているエリアのことです。
この楽天回線エリア内でのみデータ容量無制限です。
順次広がっており、人口カバー率が96%を達成しました。
パートナー回線エリア
楽天回線エリア以外はこのパートナー回線エリアに入ります。
これはauの基地局の電波を利用しているエリアのことです。
パートナー回線エリアは順次終了され、楽天回線エリアに切り替わっていきます。
楽天回線がまだ利用できない地域は、このパートナー回線に切り替わることによって日本全国をカバーしているのです。
しかし、このパートナー回線エリアでのデータ容量には5GBという制限があります。
容量制限が近くなるとメールが来ます。
ぼくは住まいも、仕事場も千葉市内なのですが、普通に使っていてもデータ残量のお知らせがきてびっくりしました。
ちなみに千葉市は完全に”楽天回線エリア”です。
今いるのはどのエリアかはアプリから
今いる場所がどっちのエリアでつながっているかは、my楽天モバイルアプリから確認することができます。
楽天回線エリアでもパートナー回線につながる
ここからが通信品質の評価が低い理由となります。
人口カバー率が96%ですが、楽天回線エリアに入っているからといって全て楽天回線につながるということではありません。
ぼくが生活している千葉市は楽天回線エリア内ですが、ある月では合計で約6GB使っており、そのうちの4.7GBがパートナー回線につながっていました。
つまり約8割の時間、パートナー回線になっているということですね。
これは電波状況によって、楽天回線エリア内でもパートナー回線を利用した通信に切り替わるそうです。
楽天回線エリアであっても、地下、屋内、大きな商業ビルの屋内等の場所、電波の状況等によってパートナー回線を利用する通信となる場合があります。
プラチナバンドを持っていない
なぜ楽天回線エリアであってもパートナー回線に繋がるかと言うと、”プラチナバンド”を持っていないからです。
プラチナバンドを持っていない楽天の電波は屋内やビルの谷間ではかなり弱いです。
海浜幕張のビルの谷間で電波が届かない楽天モバイル。
こりゃだめだ、、、#楽天モバイル pic.twitter.com/2vUsmycJQ0— あきらしら@ブログ毎日更新130日突破 (@akirasira_com) July 14, 2021
プラチナバンドと楽天が持っている電波の周波数帯では透過量に10倍もの差があるのです。
2020年12月に総務省に楽天モバイルが提出した資料です。(詳しくはコチラ)
プラチナバンドだと建物をすり抜けて電波が届くようですが、楽天の電波の周波数帯では障害物に遮断されてしまいます。
そして3大キャリアはプラチナバンドはを持っているので楽天モバイルよりも通信品質で高い評価を得ているのです。
このことに対し楽天が総務省にプラチナバンド帯の再割当てを要望しています。
3大キャリアは今までの設備投資などを理由に猛反対していますが・・・
今後”プラチナバンド”が割り当てられるかによって、かなり使い勝手がかわりそうですね。
※どうしても家の電波が悪いときは”Rakuten Casa”というものを契約することもできます。
まとめ
ぼくは4月から楽天モバイルアンリミットを使っていますが、とても料金が安くなり、月々の固定費が浮いています。
基本的に通話無料で電話をかけることもできるし、音声の品質も悪くありません。
そもそもiPhone利用者が多いので、FaceTimeを使えばiPhone同士の通話は無料です。
端末はSIMフリーのiPhoneなので、とくにキャリアは関係ありませんがぼちぼち満足しています。
調査の結果からもわかるように、「とにかく月々の携帯料金を安くしたい」人にはおすすめできます。
しかし、悪い部分もまだまだあるということも頭に入れて乗り換えを検討してみることをおすすめします。
今や財布を忘れるよりも生活に支障が出る”スマホ”ですが、電波が繋がらないと全く使い物になりません。
つまり、スマホが与えてくれる豊かで便利な生活を支えているのが通信業者なのです。
自分の住んでいる地域やライフスタイルに合わせて、キャリアを選びたいですね。
それでは!