どうも@akirasiraです。
楽天の8月4日のニュースリリースで通信プラットフォーム事業組織である”楽天シンフォニー(Rakuten Symphony)”の始動を発表しました。
これは楽天モバイルやアルティオスター社、イノアイ社などの通信ソリューションや関連子会社を”楽天シンフォニー”という通信プラットフォーム事業組織に集約するというものです。
クラウドネイティブなOpen RANインフラストラクチャに関するプロダクトやサービスを集約します。
このことにより、世界の通信事業者や企業、政府機関向けにコストパフォーマンスの高いクラウドプラットフォームを提供するというものです。
世界でソリューション事業を展開
楽天シンフォニーは日本だけでなく、アメリカ・シンガポール・インド・欧州・中東・アフリカと、グローバルに事業展開をします。
副社長執行役員CTOのタレット・アミン氏は次のように述べています。
「Rakuten Symphonyのソリューションを通じて、楽天は、世界中の新規参入および既存通信事業者や企業がクラウドネイティブなネットワークサービスをこれまでより簡単に構築・展開できるよう支援できると考えています。世界でも品質に対する要求が最も高い日本での実績と得られた知見を活かし、Rakuten Symphonyはお客様に高品質かつ安全性の高いネットワークパフォーマンス、透明性のあるコスト、オープンな技術規格に基づく柔軟性のある通信プラットフォームの提供を目指してまいります」
5つの領域
楽天シンフォニーは5つの事業領域を持っています。
- 「インターネットとエコシステムのサービス」・・・メンバーシップやゲーミングプラットフォーム、決済・金融プラットフォーム
- 「デジアルエクスペリエンス」・・・ビジネスサポートシステムやマーケットプレイス
- 「インテリジェントオペレーション」・・・ネットワークやサービスにAIや自動化
- 「ネットワークファンクション」・・・RAN、コア、エッジ
- 「統一されたクラウド」・・・インフラ、オーケストレーション
三木谷社長はAmazonを目指している!?
楽天の三木谷社長はAmazonの収益化について触れています。
AmazonはECで儲けている会社ではありません。
クラウドプラットフォームであるAWSが収益の大半を占めています。
楽天もこの楽天シンフォニーで収益を出し、さまざまなことに投資をするつもりなのだと思います。
また楽天モバイルにも当てはまります。
楽天モバイルで作ってきた技術をパッケージにして外部に提供できると三木谷社長は考えています。
まとめ
今回は国内外の通信ソリューションや関連子会社を”楽天シンフォニー”という通信プラットフォーム事業組織に集約するという発表でした。
楽天は単にプラットフォームをモバイル事業者に提供することではなく、他の業界にも適用できると考えています。
今見えている楽天グループだけではなく、グローバルに展開しているところも追いかけていかないと、楽天が目指すところが見えてこないのですね。
それでは!