どうも@akirasiraです。
楽天モバイルを4月から使っています。
楽天ユーザーであればポイントも貯まるし、貯まったポイントも使えるし、何より安いという魅力があります。
しかし、使って1ヶ月が経ちますが、不満点もあるというのがユーザーとしての本音です。
不満点は大きく2つです。
- 楽天LINKの問題
- 電波の問題
1つ目の楽天LINK問題は6月14日のアップデートで解決しそうです。
今回の楽天の動きは2つ目の電波問題を解決するための大きな一歩になりそうです。
なぜプラチナバンドがほしいのか
なぜ楽天モバイルはプラチナバンドの再割り当てに必死なのかはこちらから。
とにかく電波が悪い問題は基地局の問題もありますが、プラチナバンドじゃないからというところもかなり大きいです。
引用:楽天モバイル
プラチナバンドだと屋内や地下でも電波が届きやすいんですね。
たしかに楽天モバイルは建物の中での電波の入りがとても悪いです。
現行の状況
そんな中で5月18日に行われた、『第4回移動通信システム等制度WG』において、楽天モバイルはプラチナバンドの再割り当てを主張しております。
現行の周波数の割り当て状況はこんな感じです。
いわゆるプラチナバンドと呼ばれるのは700〜900MHz帯のこと。
現状は3大キャリアが独占している状態です。
楽天としては電波が届きやすいプラチナバンドの割り当てをなんとしても欲しいのです。
楽天モバイルの主張
周波数の割当が固定化し、新規参入事業者への割当が少ないため、公正な競走環境が実現されにくい。
既存周波数の再配分も含めた検討により、機会の平等を実現してほしいといっています。
また、プラチナバンドの現状の収容数や利用量も含め、情報を開示すれば検討が進むんじゃないかとも言っていますが、3大キャリアとしては公益性の観点から慎重に議論を行うべきという考えのようです。
政府の制作目標に沿った取り組みに積極的な事業者に、周波数の割当を検討いただきたいとも言っております。
3大キャリアの言い分
楽天モバイルがプラチナバンドの再割り当てを要望していることはわかりました。
それに対して、プラチナバンドを独占している3大キャリアの言い分を見てみましょう。
携帯電話サービスの提供はトータルの周波数で設備投資回収を行なっており、個々の周波数帯域での投資回収期間の回答は困難。
まずは課題の明確化、必要に応じた具体的な対応策の検討について、公益性の観点から慎重に議論を行うべきと考える。ーNTTドコモ
800MHz帯は、約7年の歳月と当社だけでも約5,000億円の経済負担を伴いながら、現在の周波数配置に至った。現在も継続的に投資回収を行なっている状況。
ーKDDI
周波数の継続利用が可能となる前提で、高度化技術の導入や基地局の増設およびアップグレード等の設備投資を継続的に実施している。設備投資は毎年行なっており、都度回収期間が開始されることになる。
ーソフトバンク
とまあ、3社とも明確には言いませんが反対はしますよね。
まとめ
ほぼ毎月行われている「移動通信システム等制度WG」も5月で4回目です。
プラチナバンドの再割当を巡っては『楽天モバイル』VS『3大キャリア』という構図は変わらず続きそうです。
楽天モバイルユーザーとしては、プラチナバンドが割り当てられ、電波状況が安定することを切に願っております。
楽天が携帯業界に風穴を開けることが、今後の動きにも注目しましょう。
それでは。