akirasiraです。
子供っておもしろいですよね。
うちの上の息子は、いろんなものにハマり、手を出しすぐに飽きる。この繰り返しをずっとやっている。
- 車(トミカ)にハマり、50種類以上の車種を覚える。
- YouTubeにハマり教えてもいないのに広告をスキップしたりスワイプしたり、使いこなしている。
- あつまれどうぶつの森でswitchのコントローラーの使い方や魚の種類を覚え、魚にハマる。
- 釣りスピリッツにどハマりしコンプリートする。
- 魚にハマったことから肉中心の食生活から魚中心に代わる。
- 魚の図鑑から危険生物、そして動物へ興味が広がる
- YouTubeからマインクラフトを知り、買って自分で家を作り燃やすを繰り返す
こんなふうに次から次へと自分の興味が写り、その度夢中で遊び、周りが見えなくなるほどのめり込むので知識やスキルの習得が早い。
その後すぐに飽きるがまた違うものに夢中になっている。
常に何かに夢中になっている状態なのである。
自分に置き換えた時どうか。
大人になるにつれ、色々なことができるようになるが、経験や常識といったものに囚われて、がんじがらめになっている。
子供のように簡単に手放すことができず、長く続けることが良いと思い込んでいることもある。
変化を恐れ、新しいものへチャレンジすることもなく、自分の可能性を決めつけてしまう。
頭ではわかっているけどなかなか行動に移せない。
『そんなこと言っても大人なんだからしょうがないだろ』と思うかもしれない。
そんな時はホリエモンこと堀江貴文の『多動力』がおすすめだ。
『多動力』とはいくつもの異なることを同時にこなす力
『多動力』とは興味があることに次から次へと手を出し、いつも動いている状態のことをさす。
もちろんホリエモン自体も多動力がめちゃくちゃ強い人である。
会議中にスマホをいじるということは有名な話だ。
米テスラのCEOイーロン・マスクは服を着られないらしい。着替えの最中に、次のやりたいことを思い付いてしまうからである。
この本では、はじめになぜ『多動力』が必要なのか?について書かれている。
今までの時代は一つのことを極める時代であった。
職人として技を習得したり、一つの会社で勤め上げるということだ。
しかし今の時代、これからの時代はそのように一つのことでは通用しなくなる。
『多動力』によって、色々なことに精通し点と点を繋ぐことで新たな価値を産むのである。
具体的にはインターネットの登場により、「垂直統合型モデル」から「水平分業型モデル」となったからである。
全ての産業の”タテの壁がなくなる”のだ。
この本は全8章で構成されている。
- 1〜3章「日本人の価値観の転換」「神尾駅主義や準備至上主義などのバカ真面目の洗脳を解く」「幼少期から教え込まれるバランス教のおかしさを暴く」
- 4〜6章ではどのように『多動力』を身につけることができるか、具体的な仕事論で明かしている
- 7、8章では「最強のメンタルの育て方」と「目的の不必要性」について説いている。
この本に書かれていることは、すぐにマネをできるものばかりではない。
それは今働いている環境や生きる上でのしがらみがあるからであるからだ。
しかしバイアスがかかっているだけで、できることもたくさん書かれている本だ。
意識を変えるだけで、しがらみの中でがんじがらめになっている人たちと差をつけることができるのである。
本の中で一番感じたこと。それは第2章の「ベストセラーはコピペ」という過激なタイトル。
ここは読んでいてかなり腹落ちをした。
ぼくはホリエモンのメルマガを購読している。 (気になる方はこちらから→HORIEMON.COM))
前回読んだ『時間革命』もそうだが、日頃メルマガで書かれていることや行動から読み取れる思考がそのまま書かれているのだ。
ホリエモンの本を1冊書い、考え方に共感し面白いと思った方は、別の本を買い足すのではなくメルマガを購読することを強くおすすめする。
メルマガにはカルピスの原液の秘密がたくさん書かれており、本は原液を薄めたものだからである。
まとめ
この本は一気に読むことができる。
ホリエモンの別著『時間革命』の時も同じだ。
なぜなら、無駄なことは削ぎ落とされ、経験に基づいたブレない考えや事象について書かれているからである。
文字数も少なく、要点がまとめられており、何をメッセージとして伝えたいのかが簡潔明瞭である。
まだ、ホリエモンのことをよく知らない、テレビで辛口のことを言っている人という印象がない人はぜひ手にとって欲しい。
全て計算立てられた理屈の人ではなく、まさに3歳児のように自分の楽しいことだけをやり続ける感情で動いていることがわかるはずだ。
本を読むのが苦手。時間がない。という方はamazonオーディブルというサービスがある。
1冊無料で聴くことができるので試してみるのもいいかも。