どうも@akirasiraです。
突然ですが、「バナナの魅力を100文字で伝えてください」と言われてどのようなワードを思い浮かべますか?
なにもバナナのことをどれだけ知っているか?を聞いているわけではありません。
相手に伝える技術を問うている質問なのです。
人は思っている以上に自分の話しを聞いていない
残念なことに人は自分の話しを思っている以上に聞いていないそうです。
自分に興味関心のあること以外は聞き流されています。
それは自分も同じですね。
すべての言葉に真剣に耳を傾けていたら疲れてしまいますよね。
そんなわけで、どうやって伝わるように相手に話をするか?がとても重要なのです。
著者は垣内尚文さん。
雑誌や書籍などの編集に携わってきた言葉のスペシャリストです。
言葉というのはとても難しく奥深いものです。
同じ言葉であっても表情やシチュエーションによって捉え方が変わってきます。
人はちゃんと伝えないとわからない生き物です。
変に濁したり遠回しに言っても変な憶測を生むだけです。
”印象”+”記憶”
伝えたい相手の心に”印象”+”記憶”を残すことが大事だと書かれています。
これはとても難しいと思いました。
印象を残すというのはどうすればいいのでしょうか。
たしかに、自分も伝わった言葉には強い印象があるなと思っています。
自分がとても落ち込んでいる時やすごい失敗をした後などにかけられた言葉などは強く記憶に残っています。
本書のタイトルもかなりインパクトがあります。
そしてインパクトがある分、記憶に残るんですね。
このように本書の中にも記憶に残る仕掛けがたくさんされていました。
一朝一夕には変わらないが・・・
本書では伝える技術・伝わる技術の具体的な手法が盛り込まれています。
その中で大事だなと思ったことは”納得感”です。
人間は理屈では動かず感情が動いた時に行動が変わると思います。
納得感が自分事につながり行動が変わります。
すぐには伝える能力を上げることは難しいかと思いますが、伝わらないことが普通だという前提に立つことによって、話し方が変わるのでは?と感じました。