どうも@akirasiraです。
最近、”内省”という言葉をよく聞くようになりました。
変化が激しい現代において、過去の成功体験を踏襲していても成功はできなくなりました。
しかし、人間は経験から判断をする生き物です。
どうしても過去の経験から、ものの見方や価値基準が形成されるのです。
そこで必要となるのが、”リフレクション”です。
リフレクションを行うことで、過去の成功体験を手放し、自らの内面をアップデートできるのです。
今こそ自分自身と向き合ってみましょう。
こちらは”Kindle Unlimited”対象です。
どんなことが書いている本なの?
そもそも”リフレクション”とはなんなのでしょうか。
リフレクション(Reflection)とは、自分の内面を客観的、批判的に振り返る行為です。「内省」という言葉がもっとも近いでしょう。
ー本より抜粋
つまり、自分の行動や感情をふりかえり、自分自身をよく知るための行為のことです。
リフレクションの目的は、経験からの学びを未来に活かすことです。
全4章の構成で、明日からすぐに実行できる内容
本書は全4章構成です。
具体的な事例や方法も書かれており、明日からすぐに実行できるようになっています。
図解もありイメージがしやすい工夫もされています。
- 第1章:「認知の4点セット」と5つのメソッド
- 第2章:リーダーシップ
- 第3章:育成
- 第4章:コラボレーション
認知の4点セットを意識すると議論が怖くなくなる
ぼくが一番興味をもった部分は「認知の4点セット」です。
認知の4点セットとは
- 意見
- 経験
- 感情
- 価値観
この4つを切り分けることにより、ただ意見の違いをみるのではなく、その背後にある価値観に注目することができます。
実際に仕事のチームでこの「認知の4点セット」を使って議論してみました。
ケーススタディ:web会議の顔出しについて
事象:web会議で顔出しをするメンバーが少なかった。
意見A:顔出ししてほしい
意見B:今までも顔出しをせずに会議を行なっていたので違和感はない
経験A:別会議で顔出しがなく反応が見えないため話しづらかった。電話で表情が見えないと会話が盛り上がらなかった。
経験B:相手の顔色は気にならない。今までの会議で、メンバーと実際に会って話したことがあり、ちゃんと話を聞いてくれていた。
感情A:心配、不安
感情B:信頼
価値観A:対話と共感。会議を意味のある場にしたい
価値観B:情報を正確に伝える。会議を意味のある場にしたい
異なる意見を「認知の4点セット」を通すことで、同じ価値観を見つけることができました。
また、AとBの経験の違いから意見の違いとなっていることがわかります。
この議論を経て、”参加者がお互いを知る機会を作る”という打ち手を考えることができました。
まとめ
本に書かれている内容をもとに、すぐに実践をすることができました。
お互いの価値観に目を向け、多様性を受け入れることが強いチームを作る鍵となります。
また、人間の論理的な思考も感情が大きく関わっています。
普段仕事の中で感情について話す機会はありませんでしたが、個人の価値観を大切にし、よいチームを作りたいですね。