どうも@akirasiraです。
みなさんは”NIKE”と聞くと何を思い浮かべますか?
ぼくは”スウィッシュ”がまず頭に浮かびました。
これほどシンプルでかっこいいロゴはないと思います。
近年では”厚底シューズ”がマラソンで一大旋風を巻き起こし話題になりましたね。
出典:朝日新聞デジタル
そんなNIKEが日本と深い関わりを持っていることをご存じでしょうか?
コンテンツ
SHOE DOG=靴バカ!?
NIKEの創業者である「フィル・ナイト」氏が書いた”SHOE DOG”。
500ページを超える本ですが、自叙伝となっており、小説のようにすいすい読み進めることができます。
靴にすべてをという副題がついています。
SHOE DOGとは靴の製造、販売、購入、デザインなどすべてに身を捧げる人間のことであり、日本語訳にすると”靴バカ”となります。
世界的に成功をおさめているNIKEがどのように誕生したのかが書かれた本です。
年代順に物語は進んでいきます。
どのようにしてNIKEが作られていったのか、その背景には日本が深く関わっているのです。
500ページ以上からなる本ですが、半分もの間NIKEという文言は出てきません。
半分はNIKEになる前の物語なのです。
NIKEになる前は”オニツカ”を売っていた
主人公である「フィル・ナイト」は学校卒業後、世界一周旅行にいきます。
その中で百科事典の訪問販売をしています。
世界一周旅行から帰国後は会計士となるなど、初めからスポーツメーカーを立ち上げたわけではありません。
日本に寄った際、”オニツカ”と出会い、アメリカで販売をすることになりました。
しかも会計士をやる傍ら、副業という形でです。
オニツカとは今のアシックスのことです。
なんとアシックスはNIKEよりも歴史が古いのですね。
なぜ靴を販売し始めたかと言うと、もともと「フィル・ナイト」は陸上の選手だったのです。
そんな「フィル・ナイト」がオニツカのアメリカでの販売代理店としてスタートします。
そしてオニツカとの関係に本の半分をつかうほどのボリュームで書かれています。
まとめ
本書では1962年から1980年までの事柄を小説のように書かれています。
必ずしも順風満帆とは言えないストーリーで、今のNIKEからは想像もできないような物語でした。
また最後には”死ぬまでにしたいこと”が書かれており、著者の熱い気持ちを感じ取れる一冊となっています。
好きなことをとことん突き詰めるといつか成功する、失敗を繰り返しても諦めない心を知ることができます。
小説のようにスラスラと読めてしまう一冊です。