どうも@akirasiraです。
今の日本や世界はある程度モノやサービスが成熟しています。
その中で差別化をしないと顧客から支持されません。
しかし、今までのような”アウトプットエコノミー”では差別化することが難しくなりました。
画期的な商品やサービスを作ったとしても、すぐにマネをされて価格競争になってしまうのです。
そんな現代を生き抜くにはどうしたらよいでしょうか?
こちらの本は”Kindle Unlimited”対象です。
アウトプットからプロセスへ
”プロセスエコノミー”という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
これは最近生まれた言葉です。
”アウトプットエコノミー”の対義語の意味です。
アウトプットが模倣されてしまい差別化ができないのであれば、”プロセス”で稼ぐという考え方です。
実は古くから使われている手法でした。
例えば、AKBなどのオーディション番組などです。
未完成(デビューしていない)な状態をお披露目し、ファンと一緒に成長するというまさに”プロセス”を共有しているビジネスモデルです。
このように、完成したモノやサービスを世に出すのではなく、未完成のままお披露目をして成長を一緒に楽しむというものなのです。
今キャンプが流行っていますが、キャンプも”プロセス”を楽しむアクティビティですね。
”食事”と宿泊”というアウトプットだけを見ると、レストランで食事をしてホテルに泊まればいいですから。
”why”を一番大切にする
プロセスエコノミーを実践するうえで最も大切なのは、自分の中にある「Why」(なぜやるのか?)をさらけ出すことです。
人はロジックでは動かず感情が動くことで行動が変わります。
この感情に訴えるために、ストーリーが必要なのです。
ユーザーをファンにし、セカンドクリエイターとして巻き込むことが重要となります。
自分がやりたいことは何か?
本気で自分がいいと思うことをやらないとみんなに伝わらないんですね。
自分の本当にやりたいことってなんだろう・・・
”正解主義”から”修正主義”へ
すべてのサービスは自分が自分らしくなるためにある必要があります。
そのため、コレ!という正解を顧客に提供するのではなく、提供したものを都度修正して顧客好みに育てていくことが大切です。
”永遠のベータ”と呼ばれていますね。
まとめ
アウトプットエコノミーが一定の規模まで到達したことで、差別化するポイントがプロセスにしかなくなりました。
最近では クラウドファウンディングなどでプロセスから応援してもらい、ファンになってもらうということも当たり前になりました。
”プロセスエコノミー”と聞くと難しく聞こえますが、昔からあるやり方ですし、今ではかなり生活に浸透しています。
具体的な事例もたくさん載っておりイメージしやすく読みやすい本でした。
本当に自分がやりたいことはなにか?
自分の心の中にある”本当にやりたいこと”を見つけ突き詰めていくことこそが、変化が激しく成熟した世の中で生き抜く最良の手段なのです。