どうも@akirasiraです。
ITが発達し、世の中の変化のスピードが圧倒的に早くなっています。
今まで通用した正攻法が全く役に立たない時代となりました。
そんな先が読めない時代に成功している企業もあります。
その中で一番知名度があり、世界に大きな影響を与えているのが「GAFA」です。
GAFAとは4社のそれぞれの頭文字を合わせた造語のことです。
- G:Google
- A:Apple
- F:Facebook
- A:amazon
ここにMicrosoftを追加して「GAFAM」と呼ぶこともあります。
それぞれアメリカのIT関連企業ですが、世界でもかなりの影響力を持った会社です。
なんとGAFAの4社だけで日本株全体の時価総額を上回っているのです。
・世界的な低金利環境による株式市場への資金流入と、米国のIT先端企業の成長期待の上昇
・8月末の世界全体の株式時価総額ランキング1位アップル2位マイクロソフト3位グーグル5位アマゾン6位フェイスブック
ちなみにiPhone発表のあとは株価が下がっています#iPhone #Gafa https://t.co/agnOvTYRNg— あきらしら@ブログ毎日更新160日突破 (@akirasira_com) September 18, 2021
以前amazonのすごさについて書かれた本を紹介しました。
How Google Works
それではGoogleはどのようにして今日の成功を収めることができたのでしょうか?
それは素晴らしいサービスや製品を世に送り出したことが理由ですが、すべては”人”にフォーカスをした経営だからこそ生まれたものなのです。
そんなGoogleの働き方とマネジメントについて書かれた本を紹介します。
Googleは自律的思考をあらゆる活動の基礎にしてきた
Googleは従業員には大きな自由を与え、コミュニケーションを通じて全員がおおよそ同じ方向に進むようにしている会社です。
なぜ従業員に自由を与えているのでしょうか?
自分の会社だとルールや規則、今まで慣習のようなものがびっしりはびこっています。
小さいことでもお伺いを立て、成功しても褒められず失敗すると叩かれるといった経験はみなさんしたことが有るじゃないでしょうか。
先が読めない世の中で成功するには自ら考える力が必要だとGoogleは知っています。
なので、管理することはせず自分で考えることができるよう大きな自由を与えているのです。
他とは違ったやり方をする”Google”
この本を書いたのはGoogleの現会長で前CEOの”エリック・シュミット”と前プロダクト担当シニア・バイスプレジデントの”ジョナサン・ローゼンバーグの2人。
彼らはGoogleに入社する前からIT業界では有名人でした。
しかし、その彼らを持ってしてもGoogleで働くということは他と違ったやり方をしないといけないほどだったそうです。
つまりGoogleで成功するには、ビジネスとマネジメントの方法をすべて学び直さなければならないといけないのです。
ラリー・ペイジCEOの言葉
序文はなんとGoogleのCEOであり共同創業者である”ラリー・ペイジ氏”が書いています。
そこにはGoogleは自律的思考をあらゆる活動の基礎にしてきたと書かれています。
適切な人材と壮大な夢がそろえば、たいていの夢は現実になる。
だからGoogleは自律的思考を持っている人を採用し、壮大な目標を設定するためにあらゆる手を尽くすのである。
また、たいていの人は型破りな発想をするような教育を受けていないとも書かれています。
型破りな発想をする教育ってなんでしょうか?
目的を明確にし、達成するためにあらゆる手段を考え行動にうつすことができるってことでしょうか?
Googleに必要な人材=『スマートクリエイティブ』
Googleに必要な人材とはスマートクリエイティブだそうです。
それはゼネラリストでもスペシャリストでもありません。
実行力に優れ、コンセプトを考えるだけでなくプロトタイプをつくる人間のことを指します。
スマートクリエイティブはどこにでもいます。
彼らの共通点は努力をいとわず、これまでの常識的方法に疑問を持ち、新しいやり方を試すことに積極的であるということです。
なによりも大切なのが『人材』
Googleは前述したとおり、人材をものすごく重視しています。
採用活動全社員の仕事であり、人材を探すことは最も重要であると書かれています。
人は自己成長のためにすごい人と一緒に働きたいという願望を持っています。
福利厚生や報酬が目当てではありません。
また誰でも自分に似た人物を採用する傾向があります。
昇進も同じですが、意見ではなくデータを元に採用する必要があると書かれています。
Googleがプロジェクトに取り組むかどうかを決める3つの基準
Googleは様々なサービスを手掛けています。
ぼくも多数のサービスを無料で利用しています。
amazon以上に生活になくてはならないのではないでしょうか。
そんなGoogleがプロジェクトに取り組むかどうかを決める3つの基準があります。
-
数百万人、数十億人に影響を及ぼすことができるか?
-
すでに市場に存在するものとは根本的に異なる解決策やアイデアはあるか?
-
実現するために技術は存在しているか?
1.の条件が大きすぎてしびれますね。
良い意味の働きすぎろ
本書では良い意味で働きすぎろと書かれています。
働き方改革が叫ばれる昨今で逆行しているように聞こえますが、実はそうではありません。
ライフワークバランスとよく言いますが、本当に必要でしょうか?
そもそもライフの中にワークがあるので切り離すことは出来ません。
そしてライフもワークも楽しくなければなりません。
楽しければ忙しくても苦にならないのです。
たしかに、昔はハマったゲームで夜ふかしもしたなと思い出しました。
仕事ではないですが、好きなことで楽しければ時間や労力をいとわないんですね。
まとめ
自分の会社ではこうはいかないよな〜っと思う内容ばかりでした。
そのぶん、今のままで大丈夫なのだろうか?とも思ってしまいました。
コロナになり、ガラッと生活が変わりました。
またITの技術が生活を大きく変えたことも事実です。
その中で淘汰されるサービスや商品もあれば、新たに生まれるものもあります。
なにが正解かわからない時代。
その中で生き抜くためには”自ら考える力”をもった『スマートクリエイティブ』にならないといけません。
いきなりは大きく考え方や行動を変化させることは無理でしょうが、少し頭に入れながら今後の仕事に活かすことができればいいなと思いました。
それでは!