どうも@akirasiraです。
みなさんは考えることを考えたことはありますか?
なにを言っているかわかりませんね笑
今日読んだ本は、改めて”考える”という頭の中の作業を言語化した『思考の整理学』です。
考えることの楽しさを満喫させてくれる本
社会人になって気がついたこと、それは学校の勉強と社会人の勉強は違う。
言い方が悪いかもしれませんが、勉強ができる=仕事ができるではないと思っています。
もちろん両方できるスーパーマンもいますが・・・
学校と社会人、一体なにが違うのか?
この本に書かれている”考える”ということがどういうことなのかがわかれば、両者の違いがわかるかもしれません。
思考のエッセンスが詰まっている
この本には思考のエッセンスが詰まっています。
考えるとはなにか?アイディアとはどのように生まれるのか?
著者の体験談をふんだんに盛り込み、わかりやすい例えを駆使して思考について考えるきっかけが散りばめられています。
外山 滋比古
東京文理科大学英文科卒業。お茶の水女子大学名誉教授。
専攻の英文学に始まり、テクスト、レトリック、読書、読書論、エディターシップ、思考、日本語論の分野で独創的な仕事をしてきた。
昨年2020年7月に死去。
著者の外山滋比古さんは言葉のスペシャリスト。
残念ながら昨年亡くなられていますが、たくさんの書籍を書かれています。
少しむずかしい表現や言葉で書かれた文章もありますが、比較的読みやすい本でした。
それは前述したとおり、自分が想像できるようなたとえ話や体験談として書かれているからでしょう。
先が見えない世の中だからこそ読んだほうがいい一冊
最近ではテクノロジーが進化し、従来のビジネスモデルが通用しなくなりました。
少子高齢化も進み、終身雇用や年功序列といった日本型雇用制度が崩壊しつつもあります。
さらに、新型コロナウィルス感染症の拡大により生活様式が一変しました。
このように、将来の姿を見通すことが大変むずかしくなっている昨今ですが、そんな世の中だからこそこの本を一読する価値があるのです。
何でもネットで手に入り、調べればすぐに答えが出てきます。
しかし、手に入らないものや、調べても出てこないものもたくさんあります。
そんなときにどうすればいいでしょうか?
これこそが、”考える”ということ。
学校の勉強はこの”考える”ことが圧倒的に足りていないのです。
だから、答えのない社会に出たときに途端にうまくいかなくなるのです。
日々考え、失敗し、そこから成長するしかないのです。
ショートカットはありえません。
そんな考えることとはどういうことか?について書かれた本。
みなさんは今まで考えることを考えたことはあるでしょうか?
まとめ
この本は1986年に発行されたもので、ぼくとほぼ同い年です。
しかし人間の根本に関する考え方が書かれた本なので、内容に古さをまったく感じません。
むしろ、今こそ読むべき一冊です。
だれも先が読めない時代です。
なにが起こるかわからない中で、変化に強く、しなやかに生き抜くためには”考える”ということが必要不可欠です。
見えない将来のことを不安に思うのなら”考える”力をつけ、答えを見つけるしかありません。
そんな”考える”きっかけになる一冊です。