どうも@akirasiraです。
みなさんは体調管理をどのように行っていますか?
仕事の効率を上げてプライベートも充実させたい。毎日成長したい。
そう思って毎日がんばっていますが、体調が悪いとなにもできなかったという日もあるのではないでしょうか。
つまるところ”体調管理が一番の効率が上がる方法”だと考えています。
そんな最高の体調になるために鈴木祐さんの「最高の体調」をご紹介します。
ぼくらはみんな”文明病”にかかっている
”文明病”という言葉を聞いたことがありますか?
実はぼくたちはみんな”文明病”にかかっているのです。
”文明病”とは、近代社会の変化によって引き起こされる、現代に特有の病気や症状を意味します。
本書より
みなさん日々大なり小なり、問題を抱えて生きているかと思います。
たとえばメンタルのコントロールがうまくできない、早起きできない、集中力が続かないなどなど。。。
これらはすべて”文明病”が原因なのです。
ではなぜ”文明病”にかかっているのでしょうか?
答えは人類の進化にあります。
現代人と猿人の中間的な存在であるヒト亜科が生まれたのがおよそ680〜700万年前。
そこから少しずつ進化を続け、1〜2万年前に石器時代から農耕生活に変わります。
つまり人類は600万年にわたって狩猟採集生活を続けてきたのです。
もちろんぼくらの身体もそのような生活に合わせて形作られています。
人類は進化の過程で古代の環境に最適化してきたのです。
それでは、現代ではどうでしょうか?
身体は狩猟採集生活に適応しているのに、そのような生活を送っている人はまずいないでしょう。
この身体のつくりと生活のズレが”文明病”の原因なのです。
総合的なアプローチが書かれている
さまざまな問題を抱えている現代人ですが、これらは別々に取り扱われています。
しかし根本的には繋がっているのです。
それが前述している”文明病”が原因ということ。
本書ではさまざまな問題に対しての対処療法ではなく、根本原因の”文明病”対して科学的根拠に基づいて解決策を紹介しています。
問題点の共通項をあぶり出し、解決のフレームワークを提供してくれるのです。
筆者は心も体も病みまくっていた
筆者である鈴木祐さんは今では「パレオダイエット」を実践し、ムキムキの健康体で年齢よりもかなり若く見えます。
そもそも、ぼくは鈴木さんのことをメンタリストDaiGoさんの動画で知りました。
本書の帯にも書かれていますが、DaiGoさんが日本で一番尊敬する人と紹介するほど博識で素晴らしい方です。
そんな筆者ですが、昔太っており集中力もなく苦労していたそうです。
筆者はパレオダイエット=旧石器時代の食事法を実践したことにより、大きくQOLが上昇したそうです。
問題解決への2ステップ
さまざまな問題の根本にあるのは”文明病”だということがわかりました。
つまり”文明病”を改善すればさまざまな問題が解決できるということです。
ここで本書では問題解決へのステップをシンプルに2つにまとめています。
- 自分が抱える問題について、どこに遺伝のミスマッチがあるのかを特定する
- ミスマッチを起こしている環境を、遺伝に沿うように修正する
たったこの2つにすべてが詰め込まれています。
身体の炎症を取り除け
本書では身体の炎症について取り上げられています。
炎症といっても、身体の表面におこるものだけではありません。
風邪をひいたとき、アレルギーでの目の充血や鼻詰まり、関節痛なども炎症が引き起こす症状です。
メタボの発症プロセスも炎症が原因だということがわかっており、うつ病も炎症が原因の可能性が高いそうです。
不安を取り除け
現代人と狩猟採集民とでは不安の質が違います。
それは”未来の遠さ”が違うからです。
私たちは遠い未来のことを考え、そこで起こるかもしれない事象に対して不安を感じています。
しかし狩猟採集民は目の前の危険のみに不安を感じていました。
すぐそこの茂みから猛獣が襲ってくるかもしれないといった生活を送っているからです。
また、アフリカ人には未来という感覚がないそうです。
「過去」と「現在」という二次元的な現象であると考えられているという観念なのです。
おすすめのグッズやサプリメントも紹介
本書では考え方(マインド)以外にもグッズで環境を整えたり、体内の環境をサポートするサプリメントの紹介もされています。
その中には空気清浄機の選び方や腸内細菌が増えるサプリメントなど、どれも科学的根拠に基づいている内容となっています。
実際にぼくもサプリメントを購入してみました。
Now Foods, プロバイオティクス-10 250億、ベジカプセル50錠
またおもしろいのがNASAがオススメする観葉植物です。
今までNASAと観葉植物がつながっていませんでしたが、科学的根拠に基づいた観葉植物の選び方を紹介しているのは本書くらいではないでしょうか。
マインドフルネスは今と向き合うこと
マインドフルネスいうと”瞑想”を思い浮かべるかと思います。
しかし、本書では瞑想を一切しなくてもマインドフルネスが向上すると書かれています。
それが”今と向き合う”ことなのです。
今を向き合うことこそが「自己観察」なのです。
たとえば皿洗いをするときは皿洗いだけに集中する。
掃除をするときは掃除だけに集中する。
どうしてもスマホで音楽を流したりながらでやってしまっていたなと反省しました。
禅の世界で「一掃除二信心」という言葉もこのことからきているのですね。
未来に心奪われず、いまこの瞬間を本当に生きる。
このことが現代人には圧倒的に足りていないのです。
まとめ
本書はスピリチュアルだなと思う内容についても科学的根拠が裏付けとしてあるので、腹落ちして行動に移すことができます。
さまざまな悩みや問題を抱えている現代人にとって必読の一冊です。
ぼくも在宅勤務が多い中、机に観葉植物を置き、ヒーリングミュージックをかけながら作業をすることにしました。
すべての問題の根本原因を取り除き、人間らしいくらしをし、最高の体調を手に入れよう。
それでは!