どうも@akirasiraです。
みなさんの会社ではビジョンはありますか?
おそらくどの会社にもあるでしょう。
それはビジョンではなく、「企業理念」や「社是」などという言い方をしているかもしれません。
では、そのビジョンをもとにみなさんは行動を決めていますか?
ビジョンはなぜ重要なのでしょうか?
いいビジョンとはどういうものなのでしょうか?
ビジョンを達成するためにはなにが必要なのでしょうか?
ビジョンの重要性とビジョンの立て方について、ストーリー調でわかりやすく説明している「ザ・ビジョン」という本をご紹介します。
ビジョンがあるから”全速前進”で突き進むことができる
主人公は離婚をした専業主婦である「エリー」と、エリーが働くことになる保険会社の社長である「ジム」の2人を中心に物語が進んでいきます。
主人公であるエリーは専業主婦でしたが、離婚して仕事を探していました。
そして、中堅保険会社に無事就職をすることができます。
この保険会社では毎朝ジムという人物からメールが届きます。
人生の意義を語る寓話であったり、社員の様子を伝えるもの、自分の価値観を共有する内容のメールが毎朝全社員あてに送られてくるのです。
ある日ひょんなことから、エリーがこのメールの送り主であるジムと、毎朝ミーティングを始めるようになります。
社長であるジムは父親から会社を継ぎました。
ビジネスはうまくいっているのですが、父親の時代とは何か違うことに引っかかりを感じています。
そして二人は”ビジョンとは何か”を考えようということになります。
ビジョンを持つことの重要性
ビジョンを持つことの重要性はなにか?
それは何を目指せばいいかがわかることです。
つまり、ゴールや進むべき方向を指し示してくれるものなのです。
ビジョンがなかったら、暗闇の中を進めと言われているようなものです。
どこを目指したらいいのかわからないと、力を入れることはできませんし、団結することもできません。
ビジョンが明確になったときに、そこに向かって全力をつぎ込めるです。
目的あるからビジョンを生まれる
ビジョンを生み出すには”目的”が必要です。
では目的とはなんでしょうか。
目的とは組織の存在意義であり、根幹を決める真の使命のことを指します。
例えばエリーが配属された経理部の顧客とは誰のことでしょうか?
そしてその顧客に対して目的を達成できるような正しい働きかけているでしょうか?
目的が明確になればビジョンがより意味のあるものになるでしょう。
価値観は人の判断や行動を決めるもの
目的がなぜ(Why)を説明するものだとしたら、価値観は目的達成への道筋(How)を示すものです。
価値観を目安に人は判断や行動を選択しているのです。
この価値観を決めることも、ビジョンを決め、達成するための必要な要素となります。
未来をイメージする
最後に大切なものは”未来のイメージ”を持つこと。
つまり最終結果をイメージすることです。
この未来のイメージはより明確に思い描ける必要があります。
そして大切なことは”なくしたいもの”ではなく、”つくりだしたいもの”に焦点を置くことが大切です。
ビジョンを生み出すための3要素
- 有意義な目的
- 明確な価値観
- 未来のイメージ
この3つが揃うとき、説得力のあるビジョンが生まれます。
ビジョンとは、自分は何者で(目的)、何をめざし(未来のイメージ)、何を基準にして(価値観)進んでいくのかを理解することなのです。
まとめ
本書はストーリになっているのでとても読みやすい本です。
ビジョンについて、そして自分の行動について考えるきっかけとなるでしょう。
ビジョンという見えない概念はときにはあいまいで、人によって解釈が変わってしまう可能性があります。
またビジョンだけでは行動や思考は変わりません。
”目的”と”価値観”と”未来のイメージ”が揃ってこそ、メンバーが共感し、夢と希望を持って前に進むことができるのである。
”目的”と”価値観”と”未来のイメージ”を胸に、あなたの人生のビジョンを探してみよう。