どうも@akirasiraです。
みなさんは10年前の自分に会えたらなにを伝えたいですか?
ぼくは間違いなく「人生は20代で決まる」と伝え、1冊の本を渡すでしょう。
10年前に読んでおきたかった本に出会いました。
こちらはTEDでも見ることができます。
日本語版はこちらから→https://digitalcast.jp/v/17222/
20代は人生においてもっとも大切な時期
本のタイトルの通り20代は人生においてもっとも大切な時期です。
それはなぜか?
35歳までに人生における重要な出来事の8割が起こると言われています。
仕事、結婚、出産、、、
ライフステージが大きく変わるのが20代です。
そして、生涯賃金の伸びの約2/3は最初の10年で起こると言われています。
つまり、20代の過ごし方によって、その後の人生が大きく決まると言っても過言ではないのです。
30代が読んで意味があるのか
当たり前ですが、10年前には戻ることはできません。
しかし、この本に出会い、今の自分は20代になにを経験し、なにを習得してきたのかを振りかえるきっかけをくれました。
今の年齢にあった考え、行動、立ち振舞はどういったものか。
そういったヒントが書かれた本なので、30代が読んでも遅くないと思っています。
30代は20代みたいなものではない
ぼくも20代のころは30代になったらちゃんとした大人になっているだろう、って思っていました。
結婚し親になることができましたが、根本は20代のころと全く変わっていないな〜って思うことが多々あります。
でも、30代と20代は大きく違います。
アメリカの話しですが、1950年生まれの女性の95%男性の90%が結婚し、そのうち92%以上が子育てを経験しています。
しかし、2000年生まれの女性の30%男性の40%が生涯独身で、結婚しても8割しか子どものいる暮らしをしていないという予想だそうです。
日本も同じようなものではないかなと思います。
終身雇用や年功序列、専業主婦といったことが昔の当たり前でした。
今では、仕事が細分化したことにより、専門性を高めるため大学院への進学13%を超えているそうです。
就学年数の長期化に伴い晩婚化が進み、結果ライブイベント(就職、結婚、子育て)が後ろ倒しになっているのです。
昔の普通が今の普通ではなくなっています。
親世代と同じようなライフコース(就職、結婚、子育て)をロールモデルとしているけど、同じような人生にはならない、それも理解していてみんなわかっているはずです。
なのに昔の普通を目指そうとしている矛盾が起こっています。
愛と仕事、仕事と愛…それがすべてだとフロイトは言葉を残しています。
20代が重要でないと思い込む一方で、魅力的な時期だと惑わされる。、これが20代を無駄にする原因なのです。
仕事
生涯賃金の伸びの約2/3は最初の10年で起こります。
20代に時間をかけて身につけた、自分の価値を高める経験やスキル、個人資産がその後の生涯賃金につながるのです。
大学を卒業する時に自分がやりたいことを本当にわかっている人はほとんどいないでしょう。
ぼくも全く社会を知らないまま就職活動をし、社会人になりました。
何をすべきかを突き止めるただ一つの方法は、とにかく何か行動することしかないのです。
また、新しいことは今の自分の暮らしている範囲の外から起こるものです。
ゆるい繋がりやネットワークが後々つながるのです。
20代のときにはわからなかったけど、当時苦労したことや出会った人との関係がその後に影響を与えることは少なくはありません。
そして始まりは小さな親切から。
このあたりの点が線になっていく感覚は今も感じています。
これからもいつか線で結ばれることを信じ、点をたくさん作るしかないのです。
結婚
結婚相手選びは人生でもっとも重要な決断です。
しかし、誰もアドバイスをしてくれないし、なにも教えてもくれません。
最近では離婚ということもある意味身近に感じることが多くなってきましたが、離婚しても経済面生活面でつながっているのです。
ちなみに25歳以後は何歳で結婚しても離婚率は変わらないそうです。
また、同棲すると離婚率が上がるそうです。
なぜなら同棲はハードルが低く、そのまま流れのまま結婚につながるから。
長い人生の中で、一番時間を一緒に過ごすのは両親ではなくパートナーです。
結婚しないという選択肢もあるでしょうが、いつかは結婚するだろうと待っているだけでは時間が過ぎていくばかりです。
脳と肉体
脳は2回成長します。
1回目は生後18ヶ月のとき。
そして2回目は20代に起こります。
脳は20代で成熟します。
だから20代に高度なスキルを身につけるチャンスなのです。
また、20代の脳は年長者よりもネガティブな情報に強く反応するということが、MRIから判明しています。
20代は時間という観念を作るとき。
仕事も結婚も出産も遠い未来になっており、どこか他人事のようになっていたように思います。
20代のときに色々迷い、悩んだことが脳と肉体の成長につながったんだなって思い返しています。
まとめ
本書は”仕事”、”恋愛”、”脳と肉体”の3部で構成されています。
20代の人はぜひ手にとって読んでもらいたい一冊です。
ぼくを含め、20代を過ぎたみなさんも関係なくはありません。
20代には戻れないけど今の自分は何を経験して何を習得してきたか?そして今の年齢にあった考え、行動、立ち振る舞いができないかを考えるきっかけになるはずです。
また、子どもにも教えてあげたり、部下に20代の子がいたらおすすめしたいですね。
いまが人生で一番若い日。
そう思い、これからできることを考えるきっかけになればと思い紹介しました。
それでは。